ここから。

 今日は仕事が休み。

ということではじめてのスパイスカレーを。

 スパイスをひとつももっていないので近くのスーパーへ。

  

 カリー子さんの本にあった基本の3つのパウダースパイスとチリペッパーを。

 
スパイスカレーライフの一発目は


 バターチキンカレー。


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 大人用と子供用。

作っている時からスパイスの香りがたまらない。

食べても香りは最高♥️

でもコクがいまひとつ。

だけど、記念すべき最初の一皿。


 はじまりです。

金比羅寺。

いよいよこの旅が終わる時がくる。
市街地をぬけて山道を走っていく。

道端に

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彼岸花

 花言葉を調べてみるといろいろあって

悲しい思い出。

また会う日を楽しみに。

情熱。独立。とあった。

すべてが刺さった。




そして、到着。

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 山門をくぐり本堂まではながい階段。

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空気が変わっていく。

静まりかえった境内のなかに自分の息と足音だけが響く。

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本堂の手前にはまっすぐと力強くのびる杉。






参拝をすませ、登った階段を降りてゆく。


息と足音だけの世界にあらたな音がくわわる。
音へと目をむけるとトンボが。

僕の体をひとつ回って羽を休めた。

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 羽を休めたトンボが飛び立つのを見届けあとにした。




 こうしてこの旅は終わった。



親父の旅の足元を少しでも照らせればと始めた旅。


 親父の旅はまだ続いている。
    僕の旅も続く。

やれることは多くはない。
だけど、やれることはある。
それをかたちに。


ありがとう。    またな。

隻手薬師。

道音寺からすぐ近くにあるこのお寺。

まわりは墓地になっていて沢山の墓石の中にこのお寺はあった。

 生と死が溶け合った場所。

そもそも生きていることは死んでいくこと。
親父が教えてくれた。
 「今を、生きろ。」

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 山門をくぐり本堂へと向かう。

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薬師如来が出迎えてくれた。


ここまでで巡ったお寺は14。

ついにあとひとつ。

最後になにがまっているだろう。


次は
 
 結願の寺  金比羅寺。

道音寺。

 西林寺で一区切りをつけた前回の旅からも朝目覚めるたびに親父の死を再確認する日々。

 前回は夏の激しい暑さだったけど今回は秋を感じる旅。

 いつまでも感傷にひたっていてもはじまらないのはわかっているけどまだ傷はある。

 バイクにまたがり着いた。

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 道音寺。

山門をくぐると

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空海だ。

 十三仏もいた。
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 参拝をすませ、外に出ると強い風が吹いていた。

この風が傷みをもっていってくれればと思ったけどこの傷みはどこまでももっていこう。

 次は

 第七番  隻手薬師。

西林寺。

 西林寺の前はこれまでに何度も通ってきたしその存在も知っていたけどはじめて中へとはいる。

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参拝をすませ、鐘をひとつ鳴らした。

そうしたら、近くにいたお母さんから参拝後の鐘はもどり鐘と言ってよくないと教えてもらった。

 発願、結願を含め十五個ある札所を1日で巡ろうとしていたけど時間の都合でここ西林寺であと3つの札所を残してこの日はここまでに。

 外には

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父が好きでよく父と通ったうどん屋 味十味

暑くても寒くても、どんな時でも上天ぷらうどん。

 ただの天ぷらうどんぢゃなくて上天ぷらうどん。

二人のなかのちょっとした贅沢だったよな。

 
 続く次の旅は何があるかな?

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ふと写した写真に小さな虹が。

父の旅路にたくさんのご加護があればいいな。

次は

 第九番 道音寺。

大蓮寺。

 大蓮寺。

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ここは不動明王のお寺。

どんなお不動さんに出逢えるだろうと思っていたけど目にできる場所には仏像はなかった。

有限の世界から無限の世界へと旅だった父。

有限の世界に生きている僕は形をもとめてばかりいる。
 この世界は有限も無限もふくんでいるのにいつも目に見えるものばかりをもとめていることに気がついた。

 すべてをふくんだ「今」

 今を生きよう。

参拝をすませ、次へ。

次は 

 第八番 西林寺

八坂寺。

理正院から山道を走りたどり着いた八坂寺

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 入り口に空海が。

バイクを停めに駐車場にはいると

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お不動さんが。

ここでも父の旅路の安全を祈った。


そして、本堂で参拝をすませ帰ろうとしたところに

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猫が見送ってくれました。

次は

 第一番  大蓮寺。